みなさんはじめまして。ほんのりです。
今までIT系のサラリーマンしてきましたが、今後どうやって食べていこうかなぁとか、一度くらい個人事業主やってみたいなぁとか考えた末、ぶどう農家を目指してみようと思いました。
なぜ農家なのか、なぜぶどうなのかはここでは省略しますね。
いざ、ぶどう農家を目指そうとしても、何をすればいいかまったくわからない、、、。まずは場所をどこにするか考えてみる。うーん。
ここ毎年、勝沼にぶどう狩りに行っており、ここでぶどう作れたらいいなと思っていたのと、ゆくゆく観光農園をやりたいと思った時には関東近郊が立地的にいいなと思い、山梨での就農を考えてみました。
山梨で就農の検索を行なってみたところ、山梨県就農支援センターにたどり着きました。就農相談も実施していたので、相談してみたところ、基本的な就農のステップは下記とのことです。
- 週末の農業体験(年10回程度)
- 専門学校 山梨県立農業大学校の職業訓練農業科に入学する(9ヶ月)
- 訓練でお世話になった農家・法人に継続して就農(2〜3年)
- 農家・法人の協力を経て独立
週末の農業体験
山梨県では週末に10回ほど農業体験できる研修が2つあります。まず1つ目は山梨県立農業大学校の行っている就農トレーニング塾の週末(年10回)コースです。もう1つがシニア世代向け農業技術研修です。
就農トレーニング塾 週末10回コース
期間:
5月から12月まで月1、2回の土日開催され、平日働いている方でもぶどう栽培の作業を体験できるものになっています。今の仕事にも影響なく、体験できるのはいいですよね。
場所:
山梨県立農業大学校ほ場
応募要件:
山梨県内での就農を希望しており、農業経験の少ない概ね60歳未満の方を対象にしています。または、山梨県でのワーケーション・二拠点居住希望者で農業体験を希望する方です。
申し込み時期:
申し込み開始時期は3月後半にホームページに周知され、4月後半に参加可否の連絡がきます。
申し込み方法:
ホームページから申込書をダウンロードして記入し、返信用封筒(長形3号の封筒に自身の住所と氏名を記入し、84円分切手貼付)と運転免許書のコピーなど身分証明書と共に農業大学校宛に送付します。
シニア世代向け農業技術研修
期間:
こちらも5月から3月まで月1、2回の土日開催され、平日働いている方でもぶどう栽培の作業を体験できるものになっています。年齢層高めを意識してか、9:00〜12:00の短時間となっており、その分回数は14回開催されます。コースは2つあって、大房ブドウ、もしくは生食用+醸造用ブドウがあります。
場所:
山梨市、韮崎市
応募要件:
自営・雇用を問わず概ね50歳以上の山梨県に就農を希望する方です。
申し込み時期:
申し込み開始時期は3月後半にホームページに周知され、4月後半に参加可否の連絡がきます。
申し込み方法:
ホームページから申込書をダウンロードして記入し、郵送・FAX・e-mailで送付します。
注意
どちらの研修も人気らしく、定員10名に対し30人以上の申し込みがあるようです!
そして現在のコロナ禍!東京からの受け入れは断るとか。講師が年配の方のこともあり。
あと交通手段が公共交通機関だと研修場所から遠いので選考からもれるとか。最初っからそう言っておけば、誰も公共交通機関を選択しなく、無駄な手間にならないと思うのですが、、、。
専門学校 山梨県立農業大学校の職業訓練農業科に入学する
週末農業体験の次のステップは、農業大学職業訓練農業科
週末の農業体験をして、就農をしたいと意志が固まった方は農業大学校に入学することをお勧めとのことです。なぜかというと、農業の訓練をするこの期間に働いていないとしても、年150万円の補助金がでるからです。
こちらはハローワークの関連事業なので、申し込みには一部前提条件があります。
期間(令和3年の場合):
4月15日〜1月14日(9ヶ月間)
9:00〜16:10
場所:
山梨県立農業大学校
応募要件:
ハローワークで求職を申し込み、職業相談を受けた結果、ハローワーク所長が受講をあっせんする方。
申し込み時期(令和3年の場合):
1月18日〜2月26日
申し込み方法:
ハローワークで職業相談を受けた後に、応募書類を住居所を管轄するハローワークの窓口に提出します。
入校願書、履歴書は農業大学のサイトからダウンロードできます。
入校願書、履歴書による書類選考に合格すると、3月15日、16日のいずれかで15分程度の面接が行われます。面接後、1週間後に合否連絡が郵送で来るようです。
注意
ここ数年は定員30名に対し、募集者数が上回っているとのことです。新規就農を目指す方が多いんですね。特にぶどうは昨今のシャインマスカットバブルで人気があるようです。
合格するには、準備・熱意が重要のようです。
ポイント:
- 面接前には山梨の峡東地域(山梨市・甲州市・笛吹市)に住居を構えておく
- 訓練のときには実習として農家や法人に行くので、面接の時点でどの農家・法人に行きたいことを伝えられる
ぶどう栽培の盛んな峡東地域の住居であれば、農業大学や農家・法人にお世話になるとしても車で移動する上では問題ないようです。
どなたか実際に受けられた方がいれば、どんなんだったからコメントもらえれば幸いです。
訓練でお世話になった農家・法人に継続して就農
職業訓練のあとは、研修中にお世話になった農家や法人に継続して働いて経験を積みます。また、経験を積むこの期間の研修もあるようです。
やまなしあぐりゼミナール研修
山梨県農業振興公社の取り組みで、県が認定したアグリマスターの元で研修を受けるものです。年150万円の補助金がでることもあるようです。
期間(令和3年の場合):
5月〜(1年以上2年以内)
応募要件:
独立・自営就農、雇用就農又は親元就農を目指す方
就農にあたり基礎的な知識・技術習得が必要な方
原則50歳未満で山梨県内に就農予定者
(農業次世代人材投資資金(準備型)、就職氷河期世代の新規就農促進事業の対象になり、こちらから補助金が出る模様)
申し込み時期(令和3年の場合):
4月前半
申し込み方法:
事前に山梨県農業振興公社もしくは山梨県農務事務所に事前に相談
注意
前年度所得600万円以下、パンフレットには書かれていませんが、相談したときには所得制限の話がありました
農家・法人の協力を経て独立
働いている先の農家さん、法人に協力してもらい独立を目指します。
田舎の場合、外からきた人に土地を売ってくれたり、貸してくれることは難しいです。遊休地はあるのですが、先祖代々の土地なので、使っていないとしてもなかなか売れなかったり、親戚の合意や周りの目もあったりで手に入れることは難しいとのことです。
そこで、お世話になっている農家や法人に手助けしてもらい、土地の購入や貸し出しを実現します。
市に農地を売りたい、貸し出したいというのもあるようですが、あまり期待できないみたいです。
注意
法人の場合、のれんわけの形で畑を分配してくれることもあるようですが、この畑で収穫したものはすべて法人に供給することになりそうです。就農をある程度個人事業主で目指している方にとっては、あまり自由度がないですね。サラリーマン農家でも良い方は問題ないかもしれません。
まあ、会社でお金をかけて人を育てるは、その後の会社に貢献してもらうためというのはもっともな流れではありますが、、、。
おわー、最初のステップでつまずく
と、就農へのステップを説明してきましたが、私は最初のステップで躓きました、、、😭。
週末就農に一番乗りで申し込みましたが、東京だの、交通時間だの理由をつけられて落とされました。そんなの事前に言ってもらえれば、何の問題もないのに。まさに役所仕事って感じです。
ここで、結構モチベーション落ちましたが、こんなことで落ち込んでいたら何もできないと奮起し、違う道を探すことになりました。
こちらは申し込みに間に合わなかった方や時期が合わなかった方の参考にもなると思いますので、次回説明しますね。
こんにちは、ほんのりです。 前回、私が聞いた山梨でぶどうの新規就農をするための基本的なステップを書かせて頂きました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://grapetimevineyard.c[…]